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能楽師一噌流笛方 一噌幸弘プロデュース“能楽堂へ行こう”2014
能楽堂という日本が世界に誇る素晴らしい劇場空間を、もっと沢山の方々に楽しんで頂きたいとの思いで一噌幸弘氏が始めた企画公演。今年は千駄ヶ谷の国立能楽堂で合計4回の公演が開かれます。
昨夜4月28日第一夜「舞と管弦楽 百花繚乱」に和楽器百人堂店主も足を運ばせて戴きました。
出演は、一噌幸弘をメインに、武田朋子・山田路子の笛二管、吉野弘志ウッドベース、邦楽打楽器の望月太喜之丞、そして、宝生流シテ方の佐野登。
曲目ごとにデュオ、トリオ、アンサブルと多様な構成で進行。さらに重厚な宝生流の舞と謡いが加わりますと、舞台のテンションもひと際高まります。舞と囃子の相乗効果は凄まじく、変幻自在なイマジネーションが堰を切ったように能舞台から溢れてきました。
9曲目と意表を突いたアンコール1曲。あっと云う間の2時間。
これは2回目以降も期待させられますね。
今後の公演予定は以下の通り。
是非、国立能楽堂まで!!
第二夜「替ノしらせ」5月30日(金)
一噌幸弘(能管・しの笛・田楽笛・リコーダー・角笛)
壷井彰久(ヴァイオリン)
小山豊(津軽三味線)
吉見征樹(タブラ)
望月太喜之丞(邦楽打楽器)
第三夜「舞と管弦楽 東洋と西洋」7月24日(木)
一噌幸弘(能管・しの笛・田楽笛・リコーダー・角笛)
山井綱雄(能楽金春流シテ方)
太田惠資(ヴァイオリン)
水谷川優子(チェロ)
望月太喜之丞(邦楽打楽器)
第四夜「舞と管弦楽 いちこつにたん」9月26日(金)
一噌幸弘(能管・しの笛・田楽笛・リコーダー・角笛)
観世喜正(能楽観世流シテ方)
小山豊(津軽三味線)
望月太喜之丞(邦楽打楽器)
チケット申し込み
幸弘の会
web予約 http://www.tohyohyo.com/
百人堂プレゼンツ特集ページ〜能囃子のすべて
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いにしえの竜笛と高麗笛(こまぶえ)の組笛。
煤竹櫻樺巻き。竜笛は朽ちた竹節をそのまま蝉に見立てた侘びた姿が美しい笛です。高麗笛もひと目で同じ雅楽器師の手によるものと判る凛とした美しい姿。
合わせ筒(二管)には見事な龍の金蒔絵が施されており、この笛筒だけでも工芸品として極めて高い価値があります。
☆こちらの笛二管には敢えて手を入れておりません。演奏するには頭内部の鉛調整や唄口奥の蜜蝋入れ替え調整等を施す必要がございます。予めご了承くださいませ。
〜和楽器百人堂は、琵琶の販売展示数日本一です!!〜
店内には専門職人の元で調整した薩摩、筑前等の琵琶を豊富に取り揃えています。通信販売も承っております。
百人堂プレゼンツ特集ページ〜能囃子のすべて
旧彦根藩主、井伊家に伝わる名管竜笛のひとつ思われる“芳埜丸”(よしのまる)です。絢爛豪華な笛筒には花押がありませんので不詳ではありますが、江戸後期に高い人気を誇った蒔絵師、山田常嘉の作風に酷似しており、その蒔絵の技巧と芸術性の高さには目を見張るものがあります。笛の銘が施さえれた蒔絵箱を包む錦袋まで用意されており、この笛の扱いの高さが伺えます。
箱の中に但し書きには、彦根城主 井伊掃部頭家伝来 正四位中将 御大老職 徳川普大名、と記載されています。12代目の井伊直亮(いいなおあき/1794〜1850)が収集した大量の雅楽器と関連のある品のひとつと思われます。
古管の竜笛としては珍しく割管の技法が施されています。すっきりとした淡麗なフォルムに見えるのは、高麗笛(こまぶえ)のように竹の表皮を剥かずに煤竹そのままの姿で組まれているため。そのため、通常、竜笛には施されている谷刳り(たにぐり=音孔廻りを削って握りの安定感を図る製作技巧)はありません。
☆この笛には敢えて手を入れておりませんので、演奏するには頭内部の鉛調整や唄口奥の蜜蝋入れ替え調整等を施す必要がございます。予めご了承くださいませ。
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店内には専門職人の元で調整した薩摩、筑前等の琵琶を豊富に取り揃えています。
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